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今年に入って急速に売れているのが電気の動力とガソリンを併用したハイブリットカー。 なぜ今ハイブリットカーがこんなにも注目されているのでしょうか。ハイブリットカーは噂されているほど本当にお得なのか?の徹底検証です。
1:ガソリンの高騰
ガソリン価格はこの一年で全国平均15円も上昇!※1 車をよく使う地方都市ほど家計支出への影響は大きく、原油価格が安定していた3年前と比較すると、1家族あたり最高月額3,000円程度(東海地方)も負担が増加している計算になり、少しでもガソリンを減らしたいと思うのも当然かもしれません。
※1(石油センター「給油所石油製品市況調査」調べ)
2:地球温暖化
現在問題になっている地球温暖化。日本でも年間平均気温の上昇など「自分には関係ない」とは言っていられない状況になり、環境に対する人々の認識も変わってきているのではないのでしょうか。
この温暖化現象は、地上の気温を少しずつ上昇させこのままでは2100年に、平均気温が約2℃上がるとされています。それは海面が50cm上昇する原因にもなり、多くの土地が水没して失われるほか、集中豪雨や干ばつなどの異常気象の頻発、農業への悪影響などの重大な被害を及ぼすと専門家達は予測しています。これらの現象の最大の要因は、石油や石炭などの化石燃料の燃焼により発生する二酸化炭素です。私たちが日ごろ使用している、自動車の排気ガスなどももちろん温暖化につながっています。先進国では、二酸化炭素排出の要因30%が交通によるもの、というデータもあるほどです。
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1:税制が優遇される?!
ガソリンと電気モーターを組み合わせたハイブリット車は、「自動車グリーン税制」の対象とされています。この制度は、2002年に導入されたもので、排ガス基準をクリアし燃費性能の高い新車の自動車取得税と自動車税を優遇するというものです。その結果自動車購入時、そして登録初年度(年中の購入の場合翌年度)の税金が減税され、通常と比べてお得といえます。(ハイブリット車の多くは"低公害車"とされ概ね25%から50%税金が減税されます)
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| グリーン税制とは・・環境に優しいクルマの普及をはかるため、排気ガスの少ないクルマに設けられた税制優遇措置。対象は平成18年、19年度中に新車登録し排ガス性能が★★★★以上、しかも燃費の基準値+10%、+20%達成しているクルマ。購入後は翌年度の自動車税が25%〜50%軽減されます。たとえばプリウスを購入した場合、グリーン税制の評価基準が低燃費+20%達成車となり、同クラスのヴィッツ(低燃費+10%達成車と比較すると15万円多く控除されます。 |

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2:驚きの燃費の良さ
おそらく、この部分がもっともハイブリットカーが注目される理由でしょう。 国内ではトヨタのプリウスに始まり、現在ではホンダのシビックなど多数のハイブリット車が販売されています。ハイブリットとは本来「合成物」という意味であり、ハイブリット車はガソリンと電気モーターの原動力を採用していることから、その名がついたようです。
ですから「ハイブリット車」は、ガソリン消費を大幅に抑えることができるということになり、その結果トヨタのプリウスを例にあげると、35.5km/L(2005年11月現在 10・15モード)という低燃費を実現しているのです。
これは温暖化の原因になる二酸化炭素の排出を大幅に抑えるという効果にも繋がります。 |
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ハイブリットカー
プリウス S スタンダード パッケージ セダン |
ガソリン車
カローラ 1.5 X ASSISTA PACKAGE 4AT セダン |
| 車両本体価格 |
\2,268,000(税込み) |
\1,323,000(税込み) |
| 自動車取得税 |
\97,200 |
\56,700 |
| 自動車税 |
\17,200(初年度分) |
\17,200(初年度分) |
| 自動車重量税 |
\56,700(3年度分) |
\56,700(3年分) |
| ※補助金交付 |
※1)−\190,000 |
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| 合計 |
2,249,100円 |
\1,453,600 |
| ※1)補助金交付 −\190,000(17年度に購入した場合・今年度分交付額は未確定) |
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上記のように、ハイブリッド車と普通車の比較では、普通車のカローラの方が初期費用が安いという結果になりました。しかし注目なのはこの後。本当にハイブリッド車は売り文句のように高い燃費を誇り、この79万円もの差額を払うだけの価値があるのでしょうか?実際に検証してみましょう!
※もちろん実際の購入の際には上記以外の諸費用もかかりますのでご注意ください
●ガソリン消費量 (カタログ値)
プリウス燃料消費率 35.5km/L 年間1万2千キロ走行した場合の年間ガソリン消費量 338g
カローラ燃料消費率 17.2 km/L 年間1万2千キロ走行した場合の年間ガソリン消費量
697g
●ガソリン代 リッター140円、年間走行距離1,2万キロとした場合
プリウス 47,320円/年間 VS カローラ 97,580円/年間
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このプリウスハイブリットの車両価格と税金の合計額は、同等クラスのガソリン車、カローラより79万5千5百円高くなります。もちろん、プリウスと同クラスである車はカローラ以外にも多数あり、一概に比較するのは困難です。
しかしこの場合、79万以上もの差を取り戻すには、カタログ値の燃費と現在のガソリン価格で計算すると、年間1万2千キロ走行するドライバーで約15年以上かかる結果となってしまいました。
しかし、この分析はあくまでカタログ値の燃費やガソリン価格など、現状での結果ですので将来的にハイブリット車をより多くの人が購入するという事になれば、生産コストが低下し、価格が安くなる可能性も十分考えられます。
しかし現状での結論を言ってしまえば、ハイブリット車には税制面での優遇もあり、燃費も良いのですが、車両価格が高いので、必ずしも経済的ではないといえます。
車両価格が高く、短絡的に見れば家計にはやさしくない・・・とも考えられるハイブリット車。しかし、ハイブリット車が地球環境に寄与する効果はとても大きく、さらに長期的なスパンで考えると国の補助制度や減税でコストが低くなる傾向にあります。
では、ハイブリット車は本当にお得なのか。それはあくまで一人ひとりの消費者の価値観にゆだねられるのだと今回の検証では結論付けることにしました。
実際にはグリーン税制の対象になるのはハイブリットカーだけではありませんし、コンパクトカーの燃費の上昇も話題となっています。「運転の仕方一つで燃費が何qも上昇した」という報告もあり、ハイブリット車だけがお得とは限らないようです。
大切なのはCMや口コミの不確かな情報のみを基に安易に決断してしまうのではなく一歩立ち止まって検証し、自分の価値観と照らし合わせながら自分で決めること。検証に必要な情報は専門家にアドバイスをしてもらいながら収集してもいいかもしれません。ハイブリット車の価値は車としてだけではなく「環境を考える姿勢」が前面に出ているのかもしれませんね。
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